菅沼は全国を転戦するゴルファーにとって大きなハンディキャップとなる「広場恐怖症」を持つ。公共交通機関の大半を使えず、沖縄や北海道のツアーには出られない。時には父の運転する車で最大1200キロほどを移動することもあった。2週前は発熱で途中棄権。体重が3キロ落ち、飛距離もダウンしたが、スムーズなスイングでキレが生まれた。
今季はJLPGAのブライトナーにも任命され、女子ゴルフの魅力の発信により力を入れてきた。「悩む時間がもったいない。悩むくらいなら寝て忘れよう」を信条に置く。「今後はメジャー優勝を目標に残り5試合を頑張りたい」。着実に近づくトップゴルファーへの道。明るく、楽しく、キャピキャピと。“歌って勝てる”選手になる。
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日が22日、兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)で行われた。首位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が3バーディー、1ボギーの70で回り、2位と3打差の通算14アンダーで逃げ切り優勝。2か月ぶりのツアー通算2勝目を手にした。新世代の「自称」アイドルゴルファーは、ラウンド中に歌いながらV争い。アイドル気質を持ち合わせ、ファンの視線を力に変えていた。