並木俊明プロが言う。
「ゴルフに限らず、異なるスポーツをやることでバランスよく筋力がつく。NBAの八村塁(25)も野球と陸上(短距離)の経験者です。元プロ野球選手のジャンボ尾崎の冬の合宿はゴルフでは使わない筋肉を強化していた。岩井姉妹は下半身がしっかりしているし、アドレスもいい。左手親指に痛みを抱えているため、大会直前にベースボールグリップに変えた渋野は2打足りずに予選落ちしたものの、グリップ変更はソフトボールの経験が生きた。渋野は短期間でスイングやグリップを大きく変えることに抵抗がないのは器用さもあるが、変化に対して柔軟なこともあるでしょう。それにしても5日前にベースボールグリップにしたら男子プロでもスコアになりませんよ」
ジュニアゴルファーも「二刀流」がおススメだ。
【宮里藍 サントリーレディスオープン】第2日
2020ー21年シーズンの賞金女王で、東京五輪銀メダルの稲見萌寧(23)が通算8オーバー、114位で予選落ちした。腰痛改善のためにオフから取り組むスイング改造が上手くいかず、今季13試合で予選落ち6回、棄権1回。フェアウエーキープ率は67.734(53位)、自慢のパーオン率も65.900(27位)。精密機械のようなかつてのショットは見られない。