HomeCelebrity握りを逆にしてバランス改善松山英樹契約コーチ目澤秀憲ゴルフレッスン 2　クロスハンドグリップのパット golf Swing lesson Hideki Matsuyama's coach

Celebrity

握りを逆にしてバランス改善松山英樹契約コーチ目澤秀憲ゴルフレッスン 2　クロスハンドグリップのパット golf Swing lesson Hideki Matsuyama's coach

コーチ契約を結んだ松山英樹のマスターズ制覇に貢献、女子の河本結や永峰咲希らも指導。日本人でわずか数人のTPIレベル3取得のツアープロコーチ目澤秀憲さんによるレッスン。第2回「パッティングのグリップ／クロスハンドグリップ」

ゴルフレッスン「目澤秀憲のゴルフプラスワン GOLF PLUS ONE」
【中日スポーツ掲載記事】https://www.chunichi.co.jp/article/261505
　パッティングの2回目となる今回は、クロスハンドグリップについて説明します。基本とされる「順手」と左右の握りを逆にすることで力の入れ具合を調節できるようになり、バランスの悪さを解消させられるようになります。

　左右の手を順手とは逆に握るクロスハンドグリップの特徴は、右手よりも左手を下に握ることによって右腕の力を抑えられるようになることです。

　順手で握った場合は右手が下にあるので、どうしても右肩が下がり、右腕がボールを打つ方向へ出て行きやすくなってしまいます。そのため、ストロークの時でも押し込んでしまったり、そのことを嫌がるあまりに引っ掛かったりすることがあります。

　一方、クロスハンドグリップの場合は左手の方が下にあるので右肩の高さがあまり変わらずに、パターを握って構えることができます。左右の肩の位置が変わりづらくなることで、後方から見ても胸の位置がターゲットの方向へ一直線になっているように見えます。

　胸の位置についていえば、前回説明したクローグリップの場合はうまく左肩を開くことができますが、開きすぎてしまう人はクロスハンドグリップで左肩が開くのを抑え、胸を閉じた状態で打つようにすればバックスイングがかなり引きやすくなります。また、フォローでもヘッドを低く動かすことができますし、ヘッドがなかなか上がっていかないようにもなります。

　ストローク中に体を揺すってしまう人にとってもクロスハンドグリップは有効になります。ゴルフを始めたばかりといった初心者の方や、基本に立ち返ってパッティングを直したいと思っている方にはお勧めのグリップだと思っています。ぜひ、トライしてみてください。

【関連ニュース】海外で離れてる間に娘ハイハイが歩けるように
　2月初旬に渡米し、約2カ月半の海外生活を送りました。2019年に子供が生まれてから、家族とこんなに長く離れて生活したのは初めてだったので、最初は寂しい気持ちもありましたが、時間を見つけてはフェイスタイムなどで奥さんや子どもの顔を見ながら話をしていました。

　ハイハイしかできなかった娘も日本に戻ってきたら歩けるようになっていたり、「パパ」と呼べるようになっていたり。4月末に帰国した時は久しぶりに奥さんが作った食事を食べ、娘と遊ぶ時間もできたので良い気分転換にもなりました。

　また、これからしばらく海外生活が続きます。今、コーチをさせていただいている選手とともにいろいろなことを話し合い、その選手にとって一番良い方向や目標に進めていけるようにと考えながら指導していきたいと思っています。

　今はまだ自分がなりたいと思っている姿には届いていませんし、そこに向かって自分自身もさらに努力をしなければなりません。それでも、この恵まれた環境の中で、まずは直近の目標に向かって全力で取り組んでいきたいと思います。

▼目澤秀憲（めざわ・ひでのり）　1991（平成3）年2月17日生まれ、東京都出身の30歳。埼玉平成高、日大卒。大学卒業後に米ボストンへ語学留学し、日本人では数人しか持っていないTPIレベル3を取得。コーチとして河本結、有村智恵、永峰咲希らを指導し、河本の米ツアー参戦や永峰の国内メジャー大会制覇などに導く。今年からは松山英樹と専属コーチ契約を結び、米ツアーに同行している。

ドライバー飛ぶポイントゴルフレッスン 24