ショットに異変 薄くなったり厚くなったり安定しない人へ修正ドリル【諸見里しのぶゴルフレッスン6】golf Swing lesson ゴルフスイング

ショットに異変 薄くなったり厚くなったり安定しない人へ修正ドリル【諸見里しのぶゴルフレッスン6】golf Swing lesson ゴルフスイング



ショットの修正方法について。今回はインパクトのポイントが分からなくなった時と、テークバックで力が入っていると感じた時に、私が取り組んでいる練習方法を紹介します。諸見里しのぶプロのゴルフレッスンコーナー「諸見里しのぶのShinーGiーTai~心技体Golf~」

【紙面記事】https://www.chunichi.co.jp/article/78082?rct=moromizato
 年間を通してツアーで戦っていると、インパクトのタイミングがズレてしまい、ポイントが分からなくなることがあります。毎日、練習をしているのですが当たりが薄くなったり厚くなったりして、安定しなくなるのです。このような時に取り入れている練習方法は次のことです。
 ドリルをする時、私は8番アイアンや7番アイアンをよく使います。まず、アドレスの時に両足をそろえます。そして、テークバックを上げたらクラブを落とすだけというイメージで、クラブの重さを感じながら10?20ヤードくらい先へ打っていきます。

 この時は体幹を意識して、スイングの軸をそろえて振っていくこと。そして、自分からインパクトを合わせていくのではなく、クラブが自然と下りてくるのを感じることが大事です。始めのうちは、完全に足をそろえて打つことが難しいかもしれませんので、少し離れていても大丈夫です。
 インパクトのタイミングが合ってきたら、少しずつスタンスを広げて打ってみてください。そうするとバランスよく、振りやすい、自分に合ったスタンス幅を見つけることができると思います。

 フルスイングしない地味な練習です。本当にこれでうまくなるのかな?と思う方もおられると思いますが、自分でインパクトのポイントが分かるとミート率が上がって飛距離も延びますし、方向性も安定します。ぜひ試してみてください。
 次は、テークバックについてです。緊張する場面でミスショットが増えてきたなと感じた時などは、テークバックを見直します。
 手でひょいと上げてテークバックすることを、「手上げ」と表現しています。手上げをすると、テークバックを引く時にフェース面が開きすぎたり閉じすぎたりと自由に動かせてしまいます。そうならないように最初の20?30センチは、体でまっすぐ上げていくことを意識しています。

 そのための練習として、よくペットボトルを使ったドリルに取り組んでいます。まず、500ミリリットルのペットボトルを、ボールの後ろに少し間隔を空けて置きます。腹筋や背筋など体幹を意識して、ペットボトルを押しながらテークバックを上げていきます。この時に手の力だけで押してしまうと、ペットボトルが勢いよく飛んでいってしまいます。なので、体幹を使って「じわっと」テークバックを上げるイメージです。
 このドリルはフェース面の意識がしやすくなるので、シャンクなどのミスが多い方にもお薦めです。

【しのぶのひとりごと】さあ開幕!全員で盛り上げましょう
 いよいよ、今日から国内女子ツアーの開幕戦が始まります。半年以上も試合がなくて、今までと違い選手は不安を抱えながらの試合だと思います。それでも、みんな開幕を心待ちにして、それぞれの課題に取り組んできたことと思います。この大会では、現在の自分の完成度を確かめる機会になると思います。
 試合には独特の緊張感があります。「失敗したくない」「少しでも上の順位にいきたい」などプレッシャーがかかる場面で、これまで準備や調整をしてきたことがどれだけ発揮できるのか。どのくらい仕上がっているのか。そして、その中で自分の力を出し切って優勝したり、いいショットを打てたりすると大きな自信になって、次の大会へ向けてモチベーションが上がります。
 私自身にとっても貴重な大会になりそうです。今年からコースセッティングの仕事もさせていただくようになりました。今までは選手だった自分自身の目線で「ここは難しい」などと思っていましたが、いろんな選手を見ている先輩方は「若い選手はここまで攻めてこられるかな」「シードをとる選手ならここは攻めてきてほしい。頑張って」と第三者の視点で考えています。
 現在のゴルフ事情が分かっていないと、こういうことはイメージできません。今大会はインターネットで中継されるようなので、いろんな選手をしっかり見て研究し、今後に生かしていきたいです。
 プレーする選手、大会関係者の皆さま、中継を見て応援してくださるファンの皆さま、みんなで力を合わせて盛り上げていきましょう!

▼諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ) 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝し、09年には6勝を挙げ賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。

パターが上から入ってしまう悩み 修正ドリルとパターの選び方

クロスハンドグリップが向いてる人 片手打ちやクロスハンドで悩み解決

ペットボトルで体幹パッティング パターは身体で振る

ポイントは体の軸と手の脱力 クラブ3本アプローチおさらい

ガードバンカー攻略法 スイングのスピードに気を付けて

バンカー脱出にはスタンス、グリップの握り、テークバックがポイント

大崩れしないためラウンド直前にすること

屋外練習場は実戦イメージで

壁を使った お尻ドリル 前傾角キープ

ダフりや飛距離落ちる原因 トップからの「間」を意識

リズム感を良くするドリルで緊張解消

ダフリ防ぐには脇を締めて 練習場で簡単にできるドリル

スライサーのためのドリル インパクトの前に腰が抜けてることが多いです

アイアンの高低 グリップやスタンス、目線を心掛けて

クラブセッティングはこう決める

パットのフィーリング苦戦する人はアドレスをチェック

ショットに異変を感じたら修正ドリル

ウッドが苦手な人 フェアウエーウッドの打ち方

フェードとドロー 試合でも使うシンプルな打ち分け法

飛距離アップ「クラブをしならせる意識」

真っ直ぐなティーショットが打てる修正法

ストレッチ大事  ツアープロとしての経験を伝えます

諸見里しのぶプロからごあいさつ

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