「内田ことこ、ささきしょうこ、ペ・ソンウが首位発進 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント初日」
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長野県・軽井沢72ゴルフ北コースで行われた「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」初日（6625ヤード／パー72／観衆3785人）は、爽やかな夏空のもと、熱戦が繰り広げられました。
7月の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」でツアー初優勝を果たした内田ことこが、見事なプレーで6アンダーをマーク。ボギーを一つも叩かず安定感抜群のラウンドで首位に立ちました。さらに、ツアー通算3勝のささきしょうこ、韓国の実力者ペ・ソンウ（ツアー2勝）も同じく6アンダーで首位タイ。ささきとペは共に7バーディ・1ボギーという攻撃的なスコア「66」で首位争いに加わっています。
5アンダー4位タイには、6月「ヨネックスレディス」で初優勝を飾った高野愛姫、未勝利ながら今大会で好発進した泉田琴菜、そしてルーキー徳永歩が続きます。高野は安定したショットと強気のパットが光り、泉田はフェアウェイキープ率の高さが目立ちました。徳永はデビューイヤーながら落ち着いたプレーを披露し、ギャラリーの注目を集めました。
4アンダー7位タイには11選手がひしめき合う大混戦。ベテランの木戸愛や、福岡第一高校1年生の15歳アマチュア廣吉優梨菜、さらには小野祐夢、天本ハルカ、仲村果乃、寺岡沙弥香、吉本ひかる、森井あやめ、セキ・ユウティン、木村彩子、尾関彩美悠と多彩な顔ぶれが並びました。特に廣吉は大舞台でも堂々としたプレーを見せ、若き才能の片鱗を披露しました。
メルセデスランキング1位の佐久間朱莉は3アンダー18位とまずまずの位置から上位を狙います。NEC所属のホステスプロ安田祐香は1アンダー37位。金田久美子、桑木志帆らと同じスコアで、まだまだ巻き返しのチャンスを残しています。
一方、史上4人目となる「2週連続優勝＆大会連覇」に挑む河本結は、思うようにスコアを伸ばせずイーブンパーの60位と出遅れ。それでも残り2日間での逆転劇に期待が高まります。
この日の軽井沢は風も穏やかで、グリーンはやや速め。選手たちはスコアを伸ばしやすい条件の中、果敢にバーディを狙いました。ギャラリーは一打一打に歓声を送り、選手たちもその声援を力に変えてプレー。避暑地ならではの爽やかな空気と、熱く燃える勝負の緊張感が融合した初日となりました。
明日以降、誰が抜け出して優勝争いを制するのか。内田の勢いが続くのか、ささきやペが突き放すのか、それとも伏兵が一気に上位へ駆け上がるのか。軽井沢の夏は、まだまだドラマに満ちています。
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