ユニバーシティープレース(米ワシントン州)田中義郎】男子ゴルフのメジャー第2戦、全米オープン選手権は18日、当地のチェンバーズベイ(パー70)で第1ラウンドがあり、松山英樹は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーで、初出場の川村昌弘とともにイーブンパーで回った。藤田寛之は1イーグル、2バーディー、6ボギーで、世界ランキング1位のロリー・マキロイ(英国)や、昨年覇者のマルティン・カイマー(ドイツ)と並ぶ2オーバー。石川遼は4オーバー、薗田峻輔は8オーバーだった。
ダスティン・ジョンソン(米国)とヘンリク・ステンソン(スウェーデン)が5アンダーと好発進。
◇難コース、粘った
かつて砂利の採取場だった場所に造られ、太平洋に面したリンクス(海岸コース)。フェアウエーは起伏が大きく、グリーンも速い。出場選手の誰もが認める難コースをイーブンパーで回り、初日を終えた松山は「よくもなく、悪くもない」。まずまずのスタートにも表情はさえない。
それは悔しい場面が幾つかあったからだ。10番スタートで、11番でさっそくバーディーを奪うなど前半で2バーディー、ボギーなしとスコアを伸ばしたが、後半はミスで厳しい戦いを強いられた。
4番のボギーは、5メートルのパットを沈めた5番のバーディーで取り返して粘ったが、7番パー4では1打目をフェアウエーに打ったはずの球が転がってラフにつかまり、2打目もフェアウエー右のバンカーに入れるなどショットが乱れてダブルボギー。8番パー5も2オンしながら3パットと伸ばせなかった。
ただ難コースでイーブンパーは粘れた証拠。メジャー大会では「我慢」が求められることも分かっている。「いったん集中力が切れると、どこまでもスコアは崩れていくので『切らさないように、切らさないように』やっている」と言う。
目標はもちろん、メジャー初制覇。ホールアウト後、松山は言った。「ミスを少なくしていければ、チャンスはあると思う」。その言葉には力がこもっていた。【田中義郎】
引用:yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150619-00000034-mai-golf