渋野日向子が4試合連続予選落ちの〝背景〟 レジェンドの岡本綾子「彼女の苦しさがある」
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海外女子ゴルフの今季メジャー第3戦「全米女子オープン」で渋野日向子は通算14オーバーの133位で予選落ちした。
日米で出場4試合連続の予選落ち。左手親指付近を負傷している影響もあってか、まったく結果が出ていない。大会を中継しているスポーツ動画配信大手「DAZN」で解説を務めた元米ツアー賞金女王(1987年)の岡本綾子は、不振が続く渋野日向子が今大会前に「個人的には悪くないかなと思っている」と語ったことに「まあ、言わざる得ない。(その発言に)彼女の苦しさがありますよね」と、人気選手の胸中を推測した。
米ツアーを主戦場としている渋野日向子は5月の国内ツアー「ブリヂストンレディス」と6月の「宮里藍 サントリーレディス」に出場後、海外メジャーの「全米女子プロ」と、現在開催中の「全米女子オープン」に参戦するも4戦連続の予選落ち。岡本の発言は、注目のホステス大会やビッグトーナメントは多くのスポンサーを抱えるトッププロにとってアピールの場であるため、負傷や不振の中でも出場しなければならない責務があったことをうかがわせた。
その一方、渋野日向子は負傷の影響もあってか、試行錯誤の上でグリップを変更。今大会前には以前の持ち方に戻している。岡本は「シーズン中にスイングあるいは新しいことを試し自分のいいスイングに戻そうとしても戻りません、もう。90%は戻せません」と指摘した上で「何を直していかないといけないかの優先順位をつけないといけない」と指摘した。
Video: https://youtu.be/uVcaX-6UTks