シャフトと頭の意識づけ 松山英樹契約コーチ目澤秀憲 ゴルフレッスン 4 真っすぐなパットの打ち方 golf Swing lesson Hideki Matsuyama's coach

シャフトと頭の意識づけ 松山英樹契約コーチ目澤秀憲 ゴルフレッスン 4 真っすぐなパットの打ち方 golf Swing lesson Hideki Matsuyama's coach



コーチ契約を結んだ松山英樹のマスターズ制覇に貢献、女子の河本結や永峰咲希らも指導。日本人でわずか数人のTPIレベル3取得のツアープロコーチ目澤秀憲さんによるレッスン。第4回「パッティング/真っすぐ打つ」

ゴルフレッスン「目澤秀憲のゴルフプラスワン GOLF PLUS ONE」
【中日スポーツ掲載記事】https://www.chunichi.co.jp/article/278296
 今回はパッティングにおいて、真っすぐに振ることの大切さを説明します。打つ時に最も気をつけてほしいのは、シャフトを真っすぐ振ることと、頭を動かさないことです。この2点に気をつけながら練習すれば、ボールが真っすぐ飛びだしていきやすくなります。

 パッティングの打ち方には、昔から「ストレート・トゥ・ストレート」や「イン・トゥ・イン」などと表現される、いくつかのストロークタイプがあります。近代のパターはヘッドが大きくなってきていますし、シャフトもカーボンなど、ねじれを抑えるものになってきています。また、グリップも太く、重くなっていることによって、より真っすぐ振りやすくはなっています。

 ただ、重要なのはパターのどこを真っすぐ振るのか、ということです。アマチュアの方に多いミスとして挙げられるのは、ヘッドを真っすぐに振ろうとしてパターを引いた時、頭も一緒について行ってしまうことです。こうなると、結果的にフェースがターゲットラインよりも左を向いてしまいます。

 フェースが左を向き、なおかつ頭も動いてしまうので、ヘッドを見ながら打とうとすると、今度はフェースが開いてきて、押し出すようなミスをしてしまいます。ヘッドの軌道は確かにボールを捉えているのですが、パターにはライ角が存在しますし、パターが振り子のように動くローテーションも多少は発生するからです。

 頭が動かず、シャフトをきれいに真っすぐ振ることができれば、ヘッドはターゲットに対して少しインサイドに来ますが、結果的にスピードもタッチも合いやすくなってきます。

 シャフトを真っすぐ振る練習をすれば、ストロークの際にヘッドがまっすぐ動くようになってきます。そうすれば、インパクトした時のエネルギーロスが少なくなってきますし、自分が打ち出したい方向へボールが飛び出しやすくなります。もちろん、カップインの確率も高くなります。

 視線がヘッドを追いかけるのではなく、シャフトの向きが変わらないように打てば真っすぐにボールが飛び出すようになります。ストロークも少しアークを描くような、自然なイン・トゥ・インの軌道を描くようになります。ぜひ、シャフトを真っすぐ振ることを意識しながら練習してみてください。

【関連ニュース】日本人のメジャーV ジュニア世代に希望と自信
 笹生優花選手、畑岡奈紗選手ともにいろいろと話をしたこともありましたが、世界一、また最高難度の大会といわれる「全米女子オープン」のプレーオフに日本人選手2人が進んだことは、日本のゴルフ界にとって大変素晴らしいことだと思います。

 また、今年のマスターズの松山英樹選手、全米女子オープンの笹生選手と2人のメジャーチャンピオンのロールモデル(手本)ができたということは、少しずつではありますが日本のゴルフ界の力が進歩し、皆が高めている証しなのだと感じています。そして、未来あるジュニア選手たちに、大いなる希望と自信を与えてくれました。

 7月には東京五輪が開催されます。まだまだコロナ禍で油断できない日々が続いておりますが、ゴルフ競技が五輪に加わってから2大会目。その大会が母国で、しかも私がずっと住んでいた埼玉県の「霞ケ関カンツリー倶楽部」で開催されることには大変うれしく、感慨深いものがあります。

 本来ならたくさんのギャラリーの方に応援に来ていただき、大会を盛り上げていただきたいのですが、まずは選手がメダル獲得を目指し、ベストな状態で大会に臨めるよう、普段の大会と変わらず精いっぱいサポートしてまいります。

 この東京五輪で、映像を通してでも多くの日本の方がゴルフの素晴らしさに触れてもらえたら、と思っています。

▼目澤秀憲(めざわ・ひでのり) 1991(平成3)年2月17日生まれ、東京都出身の30歳。埼玉平成高、日大卒。大学卒業後に米ボストンへ語学留学し、日本人では数人しか持っていないTPIレベル3を取得。コーチとして河本結、有村智恵、永峰咲希らを指導し、河本の米ツアー参戦や永峰の国内メジャー大会制覇などに導く。今年からは松山英樹と専属コーチ契約を結び、米ツアーに同行している。

ドライバー飛ぶポイント ゴルフレッスン 24

ドライバー飛ばすアドレスのコツ ゴルフレッスン 23

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本来の番手に近い飛距離のスイングやコツ フェアウェーバンカー ゴルフレッスン 17

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浮いた、沈んだラフ、確実に脱出する7番と9番の使い分け ゴルフレッスン 13

芝の抵抗に負けない3本の指で打ち損じ防ごう ラフからの打ち方 ゴルフレッスン 12

芯にしっかり当てるスイング フェアウェーウッドがダフらない指2本分 ゴルフレッスン 11

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S字姿勢かC字姿勢か スイング姿勢別の上達ポイント  ゴルフレッスン 5

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  1. お世話になっております。目澤様のスイングの動画レッスンをみて大変勉強に成り、一気に70台に入ってしまいました。でもパッター苦手ですね。79でパッターは41パットの時もあります。この動画でシャフトがまっすぐになるように、シャフトの向きが変わらないようにという意味が理解できず、もうちょっと詳しく教えてもらえば助かります。

  2. シャフトの向きが変わらないようにって、何を基準とする向きを指すのでしょうか?

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