セカンドバンカー(フェアウエーバンカー)の打ち方について説明します。バンカーは、まずは脱出することが大切です。平たんできれいなバンカーから打つ時に気を付けることは、スタンス、グリップの握り、テークバックの3点です。諸見里しのぶプロのゴルフレッスンコーナー「諸見里しのぶのShinーGiーTai~心技体Golf~」
【紙面記事】https://www.chunichi.co.jp/article/168026?rct=moromizato
バンカーショットのクラブ選びは、近くにアゴがあるかないかによっても変わってきます。アゴが高い時はあまり無理をせず、しっかりとボールを上げることができて、バンカーを脱出させられるクラブを選ぶことが最も大切です。
今回は、平たんなバンカーでのショットについて説明します。打ち方として気を付けることは、体重移動が大きくなりすぎないようにすることです。体重移動が大きいと、ダフりやすくなるなどミート率に影響するようなミスが出てしまいやすくなりますので、普段のショットよりも少しスタンスを狭めにして立つようにします。
砂地なので、打つ時に気合を入れようとしてスタンスを広げてしまいがちですが、そうなるとどうしても体重移動が大きくなってしまい、重心がぶれてきやすくなっていきます。「気持ち」スタンスを狭めにして打てば、体重移動を抑えることができます。
テークバックもインサイドめに引きすぎてしまうとダフりやすくなるので、普段よりも少しアウトサイドめに上げるように意識します。そして、ミート率を安定させるため、グリップの位置も少し短めに持つようにします。
アイアンもUTも、打つイメージはほとんど同じです。バンカーショットは難しい状況なので力みやすくなりがちですが、軸を大切にしていけば良いと思います。
砂地だとどうしても力みやすくなることが多いのですが、力が入って前傾角だけが変わってくるとダフリやトップのミスが出やすくなります。ぜひ、いつもよりもしっかりとボールを長く見てから振っていってください。
【しのぶのひとりごと】同い年の上田桃子選手から、勇気をもらいました
今年の国内の女子ツアーが終わりました。コロナ禍で関係者は大変な思いをされたと思いますが、それでも14試合を開催していただいたことに感謝します。
特に若手の活躍が目立ちましたが、ベテラン勢も頑張りました。若手とベテランが上位を争うことでツアーが盛り上がった印象があります。
私と同い年の上田桃子選手は向上心を忘れずストイックに、ゴルフに取り組んでいました。彼女からは後輩に負けたくない気持ちや手本になるという気持ちを感じました。同世代の選手が頑張っていると応援する気持ちが出てきますし、勇気ももらいました。
私はテレビ関係の仕事などで何試合か現地で試合を見ましたが、渡辺彩香選手のドライバーの打球音やスピード、笹生優花選手の男子並みのアイアンの切れなどは迫力がありました。残念ながら今年は全て無観客の開催でしたが、来年は多くのギャラリーの皆さんが力強いプレーを実際に観戦できるようになることを願っています。
今日からは全米女子オープンが始まります。難しいセッティングのコースを舞台に世界の強豪と戦うことで、出場する選手はいろいろなものが見えてくると思います。実力のある選手が貴重な経験を積んでさらに強くなると、来年のツアーはもっとレベルアップするのではないでしょうか。
▼諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ) 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝し、09年には6勝を挙げ賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。
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