静岡市葵区の「静岡市歴史博物館」が、１３日、グランドオープンした。
静岡市葵区に１３日 オープンした、「静岡市歴史博物館」。オープン前には開館を祝うセレモニーが開かれ、静岡市の田辺市長ら約１００人が出席した。
博物館の前には午後２時の一般公開を前に８０人以上の長い行列が…。多くの歴史ファンが詰めかけ、館内は賑わいをみせていた。
（静岡市歴史博物館 中村 羊一郎 館長）
「とうとうここまで来たなという感じがする、市民の皆さんの期待がこういう形で実った」
歴史博物館は、静岡市の新たな歴史文化の発信拠点にしようと、旧青葉小学校の跡地に完成した。気になる館内の様子は…。
（杉本 汐音 記者）
「館内には、徳川家康が着用していた鎧のレプリカなどおよそ１３０点が展示されています」
静岡の発展に貢献した徳川家康を中心に、家康を育てた戦国大名・今川氏を紹介するコーナーを設けていていて、約１３０点が常設展示されている。
目玉の一つは、「戦国時代末期の道と石垣の遺構」。約４００年前、徳川家康が駿府にいた時代の遺構が建設現場で発掘された。
この歴史博物館は、田辺市長が公約として掲げた五大構想の一つ。オープンに至るまで、６２億円という巨額の事業費や“ハコモノ行政”への批判などさまざまな議論を呼んだ。紆余曲折を経てのオープンに田辺市長は…。
（田辺市長）
「３０年来の構想がきょうグランドオープンを迎えた、多くの市民の皆さんに素晴らしい歴史がある静岡市であるということを博物館に来て感じていただきたい」
なお、駿府城公園では１３日から、博物館のオープンを記念し特別仕様の「御城印」の販売も始まっている。歴史博物館は静岡市の新たな歴史文化の発信拠点となるのか。今後に注目だ。
(2023年1月13日放送)
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