前回に続き、壁を使ったドリルです。ショットを打つ時は、構えた時の前傾姿勢をいつも同じ角度で打つことが大切です。今回は、この「前傾角」をキープするためのドリルを紹介します。諸見里しのぶプロのゴルフレッスンコーナー「諸見里しのぶのShinーGiーTai~心技体Golf~」
0:00 同じ角度でスイングしよう
0:47 お尻のつきかたを意識したスイング
2:32 お尻ドリルで飛距離アップとスイング安定
【紙面記事】https://www.chunichi.co.jp/article/141374?rct=moromizato
ゴルフのスイングでは前傾角がとても大切です。前傾姿勢で構えていても、インパクトの時に伸び上がって打ってしまうなど前傾の角度が変わってしまうと、トップやダフりといったミスにつながりやすくなります。できるだけ同じ角度でスイングするためにも、このドリルは有効です。
まず、壁を背にしてアドレスを取ります。この時、左右両方のお尻が壁に付くように立ちます。よく、アマチュアの方でアドレスの時に膝が曲がって、お尻が下がってしまう人がいますが、それでは脚の力が使えなくなってしまいます。できるだけ頑張って、お尻を上げるようにしてください。
お尻を壁に付けた状態から、ゆっくりとスイングを始めます。テークバックを上げてトップへ行った時、右のお尻は壁に付いたままですが、左のお尻は壁から離れています。ここから、インパクトに向かう時は再び左のお尻が壁に付いて、両方のお尻が壁に付く形に戻ります。そしてフォローへ行くと、今度は右のお尻が壁から離れます。
インパクトの時に体が伸び上がってしまい、前傾角が変わってしまうと両方のお尻が壁から離れてしまいます。できるだけ同じ前傾角をキープしながら、ゆっくりとスイングをしていきましょう。
また、インパクトの時に腰が早く引けやすい人は、テークバックからインパクトにかけて両方ではなく左のお尻だけが付く形になってしまっています。その部分に気を付けながら、ゆっくりとスイングをしていってください。
アドレスからフォローまで、壁に付いているお尻は両方→右だけ→両方→左だけ、となります。このドリルを続けていって、前傾角をキープする方法が分かってくると、飛距離アップやスイングの安定性にもつながっていきます。自宅でもできるトレーニングなので、ぜひ試してみてください。
【しのぶのひとりごと】ここ数年で大きく進歩…私が考える若手女子活躍の理由
ここまでの女子ツアーは、本当に若手選手の活躍が目立っています。ここ数年の傾向ですが、私は3つの大きな理由があると考えています。
まずは用具の進歩です。私が子どもの頃は、クラブはもちろんのこと、手袋やスパイクもジュニア用がありませんでした。レディスのクラブを短く切って作ってもらったり、スパイクは靴下を2枚重ねにしてサイズの微調整をしたりしていました。自分に合ったクラブと用具を使うことで、バランスの良いスイングを身に付けやすくなると思います。
次に、トレーニングや食生活の取り組み方です。特に食事は、選手が小さい頃から親御さんがアスリートの食生活を強く意識しているように感じます。
最後はインターネットの普及です。今は、海外の強い選手の動画を簡単に見ることができます。海外のツアーを見ると、女子のジュニア選手でも男子選手のような力強いスイングをする選手が多くなっています。
そして、渋野日向子選手のように海外のメジャー大会で優勝する選手が出てくると、「私も」と考える子が次々と出てきます。意識の高い選手が増え、高いレベルでの競争になります。
そんな中でも私と同年代の上田桃子選手、有村智恵選手、藤田さいき選手らは上位に食い込んでいます。負けずに若い選手を引っ張ってもらいたいですし、ぜひ優勝してほしいと思っています。
▼諸見里しのぶ(もろみざと・しのぶ) 1986(昭和61)年7月16日生まれ、沖縄県名護市出身。身長160センチ。ダイキン工業所属。おかやま山陽高を卒業後、2005年のプロテストに合格。06年にツアー初優勝し、09年には6勝を挙げて賞金ランキング2位と躍進した。国内メジャー大会3勝を含むツアー通算9勝。昨季限りでツアーの第一線から退いた。
パターが上から入ってしまう悩み 修正ドリルとパターの選び方
クロスハンドグリップが向いてる人 片手打ちやクロスハンドで悩み解決
ペットボトルで体幹パッティング パターは身体で振る
ポイントは体の軸と手の脱力 クラブ3本アプローチおさらい
ガードバンカー攻略法 スイングのスピードに気を付けて
バンカー脱出にはスタンス、グリップの握り、テークバックがポイント
大崩れしないためラウンド直前にすること
屋外練習場は実戦イメージで
壁を使った お尻ドリル 前傾角キープ
ダフりや飛距離落ちる原因 トップからの「間」を意識
リズム感を良くするドリルで緊張解消
ダフリ防ぐには脇を締めて 練習場で簡単にできるドリル
スライサーのためのドリル インパクトの前に腰が抜けてることが多いです
アイアンの高低 グリップやスタンス、目線を心掛けて
クラブセッティングはこう決める
パットのフィーリング苦戦する人はアドレスをチェック
ショットに異変を感じたら修正ドリル
ウッドが苦手な人 フェアウエーウッドの打ち方
フェードとドロー 試合でも使うシンプルな打ち分け法
飛距離アップ「クラブをしならせる意識」
真っ直ぐなティーショットが打てる修正法
ストレッチ大事 ツアープロとしての経験を伝えます
諸見里しのぶプロからごあいさつ
#ゴルフレッスン #ゴルフスイング #golf #Swing #レッスン #諸見里 #スイング #ゴルフ #ドリル #lesson #club #諸見里しのぶ #中日スポーツ #パット #女子プロゴルファー
スイングのインパクトでつっこまない練習はありますか?
おしりのラインが美しすぎる